地震や豪雨、台風など自然災害の発生する仕組みや被害などを分かりやすく説明した企画展「防災サイエンス」が、愛媛県新居浜市大生院の県総合科学博物館で開かれている。来館者はパネルや防災グッズの展示などを通じ、災害への備えを学んでいる。4月10日まで。
 東日本大震災の発生した3月11日に合わせ、防災意識を高めてもらおうと博物館が主催。災害を地震や火山噴火、雨など6種類に分けて解説している。
 地震のコーナーでは、阪神大震災での家屋倒壊など、過去の被害から得た教訓をパネルで説明。東日本大震災の津波の写真を岩手県の新聞社「岩手日報社」から提供を受けて展示した。日本近海の海底地形図や、水や砂などを詰めたペットボトルを使った地盤液状化実験のコーナーなどもある。
 期間中は防災講演会やワークショップなどのイベントも開催予定。問い合わせは県総合科学博物館=電話0897(40)4100。